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美容ジャーナリスト斎藤薫の”引き寄せ”コスメ more than words [モアザンワーズ]

モア ザン ワーズ……ことばを越えて 、 想いを込めて。
新しい年間ディレクションテーマは、「温かい心を贈る」
ギフトは今や、単なるお礼や挨拶に留まらない、贈る人にとっても、贈られる人にとっても、ある意味“心の支柱”にさえなり得る、大切な大切な概念となった。思いのこもった贈り物をされた時の理屈を超えた幸福感はもちろんのこと、大切な人に何かを贈る時の高揚感と、様々な形の愛情の自覚は、それ自体が人生の充実につながるもの。もうギフトなしでは人生が成り立たないくらい。
だからこそコスメキッチンの新しい年間ディレクションテーマは、“モア ザン ワーズ”……ことばを超えて、思いを送る手段として、花束を選んだり、肌を癒すコスメティックを送ったり。それは言葉だけのコミュニケーションより、思いの温度が伝わるハグのような気持ちの伝達法なのかもしれない。だから改めてひもといていきたい、ギフトの心。どうしたら、言葉以上の思いが伝わるのか? それを贈り贈られる喜びに乗せて、考えてみた。

1 Cosme Kitchenコスメキッチン

祈るように纏いたい
日本のパワースポットで生まれた聖水

霊験あらたかな日本のパワースポットを真摯に選んでこの五箇所に行き着いた。天川村、淡路島、久高島、仙酔島、富士山……実際その道のプロフェッショナルが現地に集まって、そこに宿る特別なパワーを夜を徹して引き出しして聖水に収めたのが、この五本のエッセンススプレー。空・風・火・水・地……自然界がもたらす調和のもと、聖地のエネルギーを集めるコスメキッチン15周年スペシャルプロダクト。運命の一本を見つけてもいい。大切な人にギフトするのもいい。いつでもどこでも頭の上から吹きかけて心と体の調和と平和、美しさと輝きをもらいたい。

Blessings of Gaia Spray
(久高島・仙酔島・富士山・吉野、天川村・淡路島)

50mL/各¥3,150+税 ★
※数量限定

2 ARGITALアルジタル

ハンドクリームなのに堂々たるギフトに。
クレイがほどよく入った見えないネット

お湯を使えばカサカサに、冷たい水だとアカギレに。いつも酷使される女性の手元……毎日の水仕事から手元を守り、手荒れを防ぎたい。そんな方に使ってもらいたい。アルジタルのハンドクリームはひと味もふた味も違う、美しい手の守り神。グリーンクレイにイタリアの天然水、ヘリクリサム※1やプロポリス※2など厳選した植物成分を贅沢に配合。まるでネットのように手元を守るから、しっとりと包み込むのにベタつかず水洗いの後もしとしと。堂々たるギフトになるほどの名品として記憶しておいて。 ※1 ヘリクリスムイタリクムエキス
※2 プロポリスエキス(肌荒れ防止成分)

ヘリクリサム ハンドクリーム

75mL/¥2,400+税 ★

3 nahrinナリン

恋する人の官能のアロマがロールオンに?
こんなモテオイルがあったなんて!

オイルの力は果てしない。ローズやラベンダー、ベチバー、そして何より魅惑の元、イランイランまでをドラマチックにブレンドしたナリンの傑作モテオイルが、コスメキッチン限定のロールオンタイプで登場。女性の気持ちにもぴったりと寄り添う処方も嬉しい。首筋にこめかみに。レモンやオレンジ、パチョリなどが、表情を優しくしてくれるから、さらに女らしさが増す働きは、まさにモテオイルの面目躍如。恋をしたい友達に、恋が足りない友達に、そっとプレゼントしてあげたい。

センシュアル ロールオン

10mL/¥2,300+税 ★

4 Sophie la girafeソフィーラジラフ

ヨーロッパではセレブ御用達のベビーギフト
あまりに有名なキリンのソフィー

ミランダ・カー、ユマ・サーマン、ナオミ・ワッツまで、その腕にしっかり抱かれたセレブベビーの手に共通して写っていたのは? 欧米では半世紀以上もの歴史を持つあまりにも有名なキリンのソフィー。「フランス人はソフィーと一緒に育つ」と言われるほど人気があり、70カ国以上の人々に愛されている乳幼児向け玩具(歯固め)だ。このブランドから親子で使えるベビー用オーガニックコスメが登場。エコサートオーガニック認証を受けており、デリケートな赤ちゃんの肌を守る。日本でも出産祝いの定番になりそうだ。

べビー ボディローション+
ヘア&ボディウォッシュ キット

¥5,000+税 ★
[ベビー ボディローション 150mL/
ベビー ヘア&ボディウォッシュ 200mL/]

5 made of Organics
メイドオブオーガニクス

プレゼン前の彼に。ささやかだけど
本当に気の利いたギフトは喉スプレー

刺激がなくてナチュラルで、しかもちょっと美味しい喉スプレーは、プレゼン前の彼や、歌好きの女友達に、ささやかだけれど最高に気の利いたギフトとしてそっと差し出したい。選んだ人の思いやりとセンスが思いっきり光る選択だ。マヌカハニー、カミツレ、プロポリスなど、オーガニック100%の処方。喉にスプレーして 飲み込むタイプは、ミント味とオレンジ味、どちらも上質な味わいで喉を守ってくれる。丁寧な仕事をこなすハーブ系スプレーは、もちろん自分用も一緒に用意して。

マヌカハニー+カモミールスプレー(ミント味)

25mL/¥1,500+税 ★

マヌカハニー+カモミールスプレー(オレンジ味)

25mL/¥1,500+税 ★

6 SONNENTORゾネントア

冷え込む冬は、身も心も温まる
ティータイムをそっくりギフトする

ハーブティーは、大人のギフトの定番。誰にでも喜ばれ、間違いがないから贈り贈られ、いつの間にかみんなが目利きになっているからこそ、このゾネントアが人気。とりわけ毎年大人気のウィンターギフトアソートは、身も心も温めてくれる一味違うお茶3種類を今年もアレンジしてくれた。ジンジャーとレモングラス、レモンピールをスパイシーに仕上げた「ジンジャーレモンティー」。ジンジャーとシナモンとルイボス、フェンネルを巧みにブレンドした「スパイスチャイ」。オーストリアで親しまれているリンゴのパイをモチーフに作られた、酸味も嬉しい「アップルストゥルーデルティー」。自分が好きだからあげる。

ウィンターギフトアソート
~ジンジャーブレッドタイム~

18袋入/¥1,000+税 ★
11/1(金)発売 数量限定

7 Cosme Kitchen
HERBORISTERIE
コスメキッチン エルボリステリア

恋愛、結婚、妊娠、出産、育児に仕事
あらゆる節目に戸惑う女性の幸せオイル

20代30代40代……女性の人生は目まぐるしいほど次々に、沢山の節目を迎える。そのたびに戸惑い、喜びもあるけれど負担もある。そんな時、女性だけの味方になれるオイルを作りたいと森田敦子氏が自ら手がけたのがこのハッピーオイル。環境が変わる時、体に負担がかかる時、お守りのように持っているだけで安らぐ時間に。わずかに纏って香りを嗅ぐだけで、身も心もふわっと軽くなる。こんなオイルがあったらと誰もが探しているはずだから、節目を迎えた女友達に贈れば本当に心のこもったギフトとなるはずだ。

Happy Oil

9mL/¥2,300+税 ★

8 MADE IN EARTHメイドインアース

そう、親友に、母親に、姉妹に!
こんなほっこりとする女同士のギフトはなかった

昔の女性のように布ナプキンにしたら、生理日の憂鬱が和らいだと言う人がいる。もちろん紙ナプキンか、布ナプキンかは、好き嫌いもあるし相性もあるはず。でも一度試してみて欲しいのが、優しいオーガニックコットン100%のガーゼ使用の布ナプキン。こういうものは自分では求めにくいからこそ、親しい人からのギフトで始めたという人が実は少なくないのだ。次第に愛用者が増えていることを反映して、タンガやTバックショーツにも使用可能のタイプも登場。これからの季節冷え対策にも、ほっこりと優しいコットンの肌触りは愛ある温もりのギフトとなるはずだ。

布ナプキンすらら(刺繍ガーゼ)

10g/¥1,800+税 ★

布ナプキンすらら(プレーンガーゼ)

10g/¥1,800+税

9 BARAKAバラカ

今みんなが始めたがっているのは、これ。
にわかにブーム、死海の極小塩で肌磨き。

今にわかにブームとなっているのが上質スクラブ。刺激があるからと尻込みしていた肌が、今一番使いたいものとして挙げるほど。中でも死海の塩を使ったアロママッサージソルトは注目の的。ヨルダン産の塩から高品質0.1ミリサイズを厳選。様々な美容オイルに4種類の精油をブレンドして身も心もリフレッシュ、古い角質をやさしく除去、すべすべのツヤ肌ボディーへのマッサージの後、そのままバスタブにつかるのが約束。タロット占いの第一人者ステラ薫子さんがプロデュースしていることも注目度をぐんと高めた。わかる人のギフトとして、選んだ人が評価されそう。 ※海塩(スクラブ成分)

ジョルダニアン デッドシー
アロマ マッサージ ソルト

150g/¥2,200+税 ★

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Kaoru Saito's Column

<第四章> Hygge

ことばを超えた、美しいサプライズの思い出

雑誌の編集者だった頃、海外取材で有名ブランドのメゾンを訪ね、インタビューをさせていただいた時のこと……。海外取材はハードにスケジュールを組まざるをおえず、その日は食事も十分に取れないまま、夜遅くにホテルに帰り、くたくたになりながら部屋までたどり着いた。すると、テーブルの上に美しい花束が届いている。午前中にお会いしたばかりのブランドのマネージャーからだった。今日はありがとう。素敵な時間でしたと、短いけれど、ご本人からのものであることがわかるメッセージの書かれたカードが付いている。

ブーケは柔らかなグリーンの中に薄絹で織り重ねたような淡い色の芍薬がのぞく、ナチュラルにしてこの上なく清らかなものだった。あまりの美しさに私はその場で立ち尽くしたまま、思わずぽろぽろと涙をこぼしていた。何本もの取材をキチキチに詰めたために、時間はずっと押し気味、あちこちに迷惑をかけながら、慣れない場所でアクシデントの連続。大きな失敗もあり、既に心がぽきんと折れていた。そんな中で受け取った花束は、あまりにも温かったから。血の気が引いたように冷たくなっていた頬に、体温を帯びた涙が溢れてきて、まるで誰かにハグされているような有難い温もりを感じたからである。

そうした粋なはからいは、彼らにとっては当然の流儀だったのかもしれないが、遠い国からやってきたキャリア不足の新人編集者にとっては、全く思いがけなく、砂漠で出会ったオアシスのよう。心の底から有り難かった。もっと言えば、それが極めて洗練されたブーケであったことで、一人のレディーとして認められたような気がして、なおさら心が震えた。

ギフトにはいつもサプライズがなければいけない。お中元やお歳暮など日本には社交辞令的なギフトの習慣が多いけれど、それでも多少のサプライズがなければいけないと昔マナー講座で教わった。しかしそのサプライズは、相手の立場に立たたないと演出できないサプライズであるべきで、間違っても、自分はこんなにすごいギフトができる、すごい人なのだという別の驚きを生む豪華すぎるギフトであってはいけないと。ふと、このブーケがもしもっと華美なものだったら、いささか気が引けたかもしれないけれど、この上なくナチュラルで優しい印象のブーケだったことに改めて感謝した。若い自分を、決して気後れさせないための配慮に思えたから。

そしてもう一つ感動したのは、ブーケについていた“もう1枚のカード”。それはホテルからのものだった。ブーケを花瓶に生け直しましょうか?いつでもご連絡ください、というメッセージが書かれていたのだ。そこにはホテルの客に対するもてなしの気持ちに加えて、花に対する愛情までが感じられた。その時の無力な自分を取りまいた異国の人々の様々な思いやりが一斉に集まってきて、何だかもう喜びで心がはち切れそうだった。

思いやりや優しさは、いつも言葉を超えてやってくる。メッセージカードに書かれた言葉を越えて自分の心をふわりと包み込んでくれる。こんな幸せで良いのだろうか。そう思ったらその日は寝れなかった。それでも翌日からの取材を、とても元気にやり遂げられたのは、まさにその部屋で花瓶に美しく生けられている花のおかげ、だったに違いないのだ。

齋藤薫美容ジャーナリスト/エッセイスト
女性誌編集者を経て独立。女性誌において多数の連載エッセイを持つ他、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザー、NPO法人日本ホリスティックビューティ協会理事など幅広く活躍。『Yahoo!ニュース「個人」』でコラムを執筆中。最新刊は初めての男モノ『されど、男は愛おしい』(講談社)。また『“一生美人”力 人生の質が高まる108の気づき』(朝日新聞出版)他、『されど“服”で人生は変わる』(講談社)など多数。

Feel nature Choose sustainability 〜自然を感じ、持続可能なライフスタイルを〜

この便利な世の中の文化を維持・進化させるために、
自然界に学び、共存共栄できるような暮らし方、
自然に負担を掛けない有機的なライフスタイルを提案していくという意味でのFeel Nature。
Sustainabilityとは持続可能性。つまり、環境や社会にやさしいということ。
未来もずっと、現在のような環境下で人類が地球上で生活し地球上のすべての人が
できるだけ平等に社会的恩恵を受けられることを願っています。