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人間の三大欲求とされている「食欲」「睡眠欲」、そして「性欲」。
どれもあって当然のものだけれど、なぜか「性欲」だけは敬遠されがち。「性欲の話をするのは、少し抵抗があるかも…」という女性も多いのではないでしょうか。
一方で「より生き生きとヘルシーな状態で過ごすために、性欲に向き合うのはとっても大切なこと」とコスメキッチンバイヤー・中條さんは語ります。
私たちがヘルシーに性欲と向き合うには、どうすればよいのでしょうか。
ー食事や睡眠が大事なのはわかる。でも、性欲ってなんだか後回しにしてしまいがちなんですよね…。
そうですね…性欲は生命維持に直結しないので、つい後回しにしてしまうのだと思います。でも、食べることでエネルギーを貯めたり、睡眠をとることで体をリラックスさせたりするのと同じで、性欲には「心を満たす」という大事な効果があります。自分の性欲を追求することは、いやらしいことでも悪いことでもありません。むしろ、女性が日々活動的に、そしてヘルシーに生きるために必要なことなんです。
ー「女性が性欲について語るなんて…」という固定観念が、どこかで染み付いてしまっているのかも。でも、自分の欲求を無視して我慢するなんて、たしかにヘルシーじゃないですよね。
もちろんパートナーがいる場合はお互いにスキンシップをとることで満たされますし、そうでない場合もプレジャーアイテムを上手に使いながら、自分を癒し愛でる時間を持つことで、幸福感や心の安定感に繋がっていきます。プラスの要素を知ることで、性欲があるということにうしろめたさを感じないでもらいたいと思います。
ー最近はすごく可愛いプレジャーアイテムも見かけるようになりましたね。
Biopleでもプレジャーアイテムの取り扱いを始めたのですが、女性が女性のために作ったものを中心にセレクトしていて、いやらしさというよりも可愛くて使いやすい、抵抗感の少ないものばかり。また、種類についても、挿入するタイプではなく吸引型などの始めやすいアイテムを揃えました。「性的なもの」ではなく「自分をケアするためのもの」、まさに「フェムケア」のひとつとして、ぜひ取り入れてみてほしいです。
≪プロフィール≫
コンシェルジュ/企画・バイヤー
中條 直子
2005年マッシュビューティーラボ入社
コスメキッチン創業メンバーとして携わり、2010年よりバイヤーを担当、コスメキッチンのオーガニックセレクトの幅を広げる。 多くのブランドの導入や立ち上げを経験し、オーガニックブランドの魅力的な生産背景や製品誕生のストーリーを多くの方へ伝えること、豊富な知識で肌のメカニズムから商品をご紹介することを得意とし、社内では教育担当やセミナー活動も行う。 自身は3児の母でもあり、女性ならではのお悩みにも向き合う。
≪プロフィール≫
フリーランスライター
太田 冴
フリーランスライター。金融機関に8年間勤めた後に退職。30歳で早稲田大学大学院修士課程に入学し、日本企業で働く女性管理職の働き方について研究。2022年3月修士号取得。現在は、女性をエンパワメントしたいという思いのもと、フェムテック系スタートアップでも勤務している。