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このページでは、雑誌やメディアなどで、独特な表現とズバッと胸に響く言葉で、西洋占星術を発信されているジョニー楓さんより星読みについて教えてもらいます!
皆さんと一緒に学びながら解説するのは、ライターのモーリー。
悩めるときも健やかなるときも…“占い”を頼りに過ごしてきた私が思うに、その魅力は占うこと(知ること)で見えてくる未来と同じくらい、今の自分自身に向き合う時間を作るキッカケをくれることだと思っています。
星を読み、自分の明日(未来)を見つめることは、今までよりも少し肩の力を抜きながら、どこか逞しく、軽やかに日々を過ごすことへ繋がっていきます。
解説BOOKを通して、占星術をおこなう上で大切な基本素材や仕組みなどを、一つ一つ丁寧に学んでいきましょう。
ー STEP4②【10の惑星:水星】の解説
STEP 4では、10個の惑星について解説がスタートしています。
前回は、10個の惑星についての紹介と、
私たちの生活にも関わりの深い〈月〉についてお話ししました。
復習したい方は前回の記事をみてね▼
⚫︎地球(EARTH)から近い順にみてみよう
月:MOON(28日)
水星:MERCURY(90日)
金星:VENUS(225日)
太陽:SUN(365日)
火星:MARS(2年)
木星:JUPITER(12年)
土星:SATURN(29年)
天王星:URANUS(84年)
海王星:NEPTUNE(165年)
冥王星:PLUTO(249年)
10個の惑星たちは各々のスピードで螺旋状に上へ向かって動いており、上記の( )内の通り公転周期があります。
この記事が更新される5月1日はちょうど、今回解説する〈水星〉が逆行中(2023年4月21日〜5月15日)の期間です。
逆行することでどんな影響があるのか…?気になっている方、なんとなくご存知の方も多いのではないかなと思います。
ここでしっかり〈水星〉について知っておけば、ご自身のライフスタイルの中で混乱することも減り落ち着いて過ごしていけるかも知れませんよ。
それでは、水星についてお話しを始めていきます!
◆水星 MERCURY
『私は考える』
公転周期:90日
年齢期:6〜14歳
ルーラー:双子座・乙女座
キーワード:
考え方、学習、模倣力、判断する、スピード、会話、好奇心、処理能力、理性的な、広がり
水星の年齢域は〈6〜14歳〉、この年齢はまさに日本では義務教育の期間にあたり、子供のエネルギーが完全に学習へ注がれる時期=潜在期と言えます。
学ぶといっても、読むことや書くことをだけではなく、今まで家庭内で過ごしていた子供が初めて“周りの環境(社会)“に関わるということを体験する時期になります。
友達や先生など家族以外の人との関わり方を覚えていく時期なので、誰かと自分を比較したり、誰かの意見を聞く(受け入れる)ことを自然と学ぶ、また時に競い合ったりすることを覚えたりすることになります。
この時期にどれだけ自分で考え行動したか、例えば、謎を自分で解いたり問題を自分で解決したり、どんな経験をしたかどうかが大人になった時、その人のコミュニケーション力や問題の処理能力など“基礎“となる部分へ大きな影響を与えることになる。
ルーラーである「双子座」は、実際に役に立たなかったとしても自身の好奇心を刺激するものを調べたり、探したりして自ら情報を得る能力。
また、「乙女座」的な実用的であり、生活や仕事に役立つような技能、礼儀やエチケット、社会構造を含め今後社会の中で有能であるためには何をしたらいいのか、などを理解し磨いていく力と、根本的な考え方もこの水星の時期に形成されていくと言われています。
ただ、この時期に問題を放っておいたり、上手く学習できる環境がなかった、または特定の人としか関わっていなかった場合この機能が適切に働かず、成長しても“学ぶこと“や“人と関わること“における問題が発生するかもしれません。
だからこそ、この6〜14歳の期間には誰かと積極的に関わり、上手くいかなかった時や問題が起きた時に、自ら考え行動できるよう周りに居る人はサポートをしてあげることが大切ではないかと考えます。
ここで培ったものや経験が、その子が物事と向き合う際の責任感を自然と育むことに繋がるとも言えるからです。
ホロスコープを読む際に〈水星〉がどの星座の位置にあるかを見ると、この人の興味はどこに向きやすいか、または問題に直面した際の対処法などを読みとることが出来ます。
例えば、水星が牡羊座なら6〜14歳の間に新しいことを躊躇せずスタートさせることで得る“高揚感”を覚えた。
また、水星が乙女座なら6〜14歳の間に先のことを考え計画性、守備的な整える能力が備わった。
と読みとくことができると思います。
ー水星が逆行するとは?
これまで解説してきた通り、水星はコミュニケーションや人々の考え、情報や言葉に深い関わりがあります。
そして“逆行する=止まる“ということでしたよね。(前回記事で解説しました)
このように水星がもつ性質は、私たちが毎日生活をおくる上で欠かせない部分であり、それが止まって(滞って)しまうために、“水星逆行“の影響はより実感しやすいのですね!
物事がなかなか前に進まなかったり、言葉の伝達ミスで生まれる勘違い、SNSの調子が悪い、メールが届いていなかった、予約の時間を間違えていた…などなど、
なんだか上手くいかないんですけど!っと感じる瞬間が増える時期になります。
ただ、止まっているのは他の天体との歩調を合わせるために必要な期間であること。
この“水星逆行“を少しでも理解しておけば、前もって備えることができると思います。
いつもより丁寧に作業の確認をする、大事な会議はこの期間までに済ませておくのもいいですね。言葉選びも丁寧に!
または旅行の計画はこの期間を避けてするなど。
「こんな期間がある」「こういうものだ」とちゃんと知っておけば、ハプニングにも焦らず対応し問題を最小限に抑えられ、イライラせずにどーんと構えていけるはず。
上手くいかなくても「水星逆行中だしね」と少しでも心がラフになればいいなと思っています。だから心配しすぎないでくださいね!
▼2023年の水星逆行案内▼
2023年4月21日〜5月15日
2023年8月24日〜9月16日
2023年12月13日〜2024年1月2日
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今回ご紹介した〈水星〉はその人の考え方や伝達する能力の部分であり、個性や美学は次回で紹介する〈金星〉の担当になります。
次回の〈金星〉解説もぜひ楽しみにしていてくださいね!
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⚫︎Write&Edit