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このページでは、雑誌やメディアなどで、独特な表現とズバッと胸に響く言葉で、西洋占星術を発信されているジョニー楓さんより星読みについて教えてもらいます!
皆さんと一緒に学びながら解説するのは、ライターのモーリー。
悩めるときも健やかなるときも…“占い”を頼りに過ごしてきた私が思うに、その魅力は占うこと(知ること)で見えてくる未来と同じくらい、今の自分自身に向き合う時間を作るキッカケをくれることだと思っています。
星を読み、自分の明日(未来)を見つめることは、今までよりも少し肩の力を抜きながら、どこか逞しく、軽やかに日々を過ごすことへ繋がっていきます。
解説BOOKを通して、占星術をおこなう上で大切な基本素材や仕組みなどを、一つ一つ丁寧に学んでいきましょう。
ー STEP4【10の惑星アレコレと月】の解説
STEP 4では、10個の惑星について解説がスタートします!
まずは、10個の惑星について解説しつつ、
私たちの生活にも関わりの深い「月」についてお話ししていきたいと思います。
さて、皆さまは“惑星10個“と聞いて、すべてを思い浮かべられますか?…
最近は占いメディアでも『金星がここにあるから』とか『土星がこの位置なので』…など惑星の名前を耳にする機会も増えたように感じています。
今回学んでいる私(モーリー)は、恥ずかしながら10個全部をくっきりと
どころか、え、10個もあったのか!…くらいの気持ちでスタートしました。
そんな惑星ですが、私たちの暮らすこの地球と共に在り、道具を使えば実際にこの目でその姿を確認することができますよね。
10個それぞれが持つ特徴や性質は私たちの環境、身体、そして心にも影響をもたらすということが分かっています。
人間に影響をもたらす(=動かす)ということは、世の中の流れやトレンドなどにも関係してくるということになります。
なんだか遠い存在だと思っているものが自分自身の気分や生活に関係している、と聞いてピンとくるでしょうか?
西洋占星術とは、私たちが生まれた時の〈10個の惑星の位置:ホロスコープ〉をみて、その人の個性や、対象との相性、または未来への可能性や、起こりがちな出来事などをみていくものです。
だからこそ、占星術を学び自分で星を読んでくためにも、
惑星についての知識は必ず抑えておく必要がありそうです。
それでは、まず10個の惑星の解説に入る前に、
そもそも惑星たちは、どこに位置しているのか図でご紹介します!
⚫︎地球(EARTH)から近い順にみていきます
月:MOON(28日)
水星:MERCURY(90日)
金星:VENUS(225日)
太陽:SUN(365日)
火星:MARS(2年)
木星:JUPITER(12年)
土星:SATURN(29年)
天王星:URANUS(84年)
海王星:NEPTUNE(165年)
冥王星:PLUTO(249年)
ここで言う『近い順』というのは重要で、
地球(私たち)に“近い“ということはその分“影響を感じやすい“ということになります。
また、10個の惑星たちは各々のスピードで螺旋状に上へ向かって動いており、上記の( )内の通り公転周期があります。
⚫︎逆行について
『水星逆行』など、惑星が逆行するという表現をしますが、
実際には逆に進んでいるのではなく“止まっている状態“となります。
逆行している期間は、その惑星が司る物事を一度調整するために足踏みしているような状態だと考えれば分かりやすいのではないかと思います。
止まった状態でも他惑星は動き続けているため、止まった惑星とすれ違うタイミングで逆行しているように見えるということになります。
月と太陽以外全て逆行します。
詳しくはそれぞれの解説の際に改めてご紹介しますね!
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◆『10個の惑星』を人間の発達状態を表す〈年齢域〉に結びつけて考える
10個の惑星を〈人間の発達=年齢域〉に置き換えて考えることができます。
人が生まれてから歳を重ね成長していく姿を年齢域に分け、それぞれの惑星が持つ特徴を当てはめて読み解いていきます。
右と左に注意しながら、向かい合うように下記の図をみてください。
この年齢域と合わせて惑星の特徴を当てはめて見る読み方を身につければ、
小さい頃はこんな感じの子で、成長するとともにこうなって、晩年にはこんな感じになっている?…というような占いができるようになると思います。
自分自身にも当てはめやすいので、とても興味深い学びになるのではないでしょうか!
それでは、今回は人間のベースとなり…もっとも大切な『月(0〜6歳)』について解説していきます!
◆「月」について
公転周期:28日
年齢期:0〜6歳
ルーラー:蟹座
キーワード:
幼少期、女性性、素材、感情、直感的、習慣、癖、吸収、成長、イメージ力、模範力、受動的、本能的、自宅での姿、無くてはならないもの
月の年齢域は〈0〜6歳〉で、その間に発達し育った性質がその人の「月の部分=基盤」となります。
まだ物心のつく前の小さな頃に形成された感情ということになり、その性質は歳を重ねてもずっとその人の人格ベースになる訳です。
人間を植物に置き換えた場合、根っこに相当するのが月という感じでしょうか。
6歳頃までの子供は、周囲の印象をところ構わず吸収し記憶していきます。知的な選別をすることなく、たまたま目に入ったものを全て受けとるということになります。
月は自分で発光することなく全てを受信してしまう天体。なので、親や兄弟、親戚や近所の環境などからの影響や印象を吸い込んで出来上がっていくということになります。
それは大人になっても自動的に繰り返される生活パターンのようなもので、本人としては無意識だからこそ、歳を重ねてもなかなか変わらないものとなってしまう。
他人との違いは実際に他者や社会と関わらない限りわからず、違いをわかって初めて自分の癖を自覚したり、それがズレていると思ったならば隠したり。修正しながら順応できるよう変えたりすることもあるかと思います。
ただ、月の時代についた習慣や記憶は“自然体“であるが故、本人にとっては心地よいものとなり、それを基盤として生き続けることは確かだと言えますね。
社会生活から解かれて、自分の素に戻る時間が月の姿だとも考えられます。例えば昼はアクティブだけど、夜に家へ帰ってからは地味に過ごしている。みたいなことがあれば、太陽と月、陽と陰を意識的に使い分けて生活しているということになるのではないでしょうか。
昼は堅く賢いが、家に帰るとフランクで開放的みたいな陰と陽が逆のケースも当然あると思います。
月星座を見れば、その人の月がどの場所(星座)にあるかで、どんなことで落ち着き、癒されるのか、またリセットできる時のポイントやタイミング、などを読み取ることができます。
太陽が私たちの欲しいものを示すならば、月は“必要なもの、無くてはならないもの“を表しています。
例えば、月が蟹座なら相手や環境の性質を受け止め寄り添いながら対応していく性格が備わったり、月が山羊座なら相手から信頼を得るための努力や我慢を惜しみなく続けることを自然と行えるようになったり。
また、豊かな環境で育ったならば、その人の持つ素はいつまでも穏やかなものになりますし、厳しい環境で育てば、成長して華やかな時代になったとしても堅実に過ごすようになるかも知れません。
0〜6歳までに感じた印象や出来事を無自覚に吸い込み、それが人格や性質の一部となりますので、うっすらと記憶にあるこの感情や感覚の蓄積がその人のパーソナリティを作っていくことになりますから、とても大切な時期であることが分かりますよね。
もし子供と関わる環境にいる方は、この時期は特に難しい勉強をさせるよりもたくさんの愛や優しい感情をぜひ言葉にして伝えてあげてほしい!と思ってしまいます。
もちろん、難しいタイミングもあると思いますが。
また、月は女性の月経サイクルを規則化するように深い関わりがあります。
感情の浮き沈みを促すためアップダウンがあり、不安定に感じることもあると思いますが、月はたくさんのことを吸収し一定量たまると放出・解放します。
それはとても自然なことである。と認識しているだけでも気分を和らげることができるのではないでしょうか。
モヤモヤと霧が晴れない感情がある時はそんな自分をただ知ってあげて、その時できる最大の労りをご自身へ向けてあげてください。
きっとあなたと同じように、誰もが感情の変化を感じながら日々過ごしているということも忘れずに。
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次回は、知性やコミュニケーション能力に関わる『水星』から解説を続けていきますので、ぜひお楽しみに待っていてくださいね。
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